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第16回「アルテの森語り」
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連休初日の21日(土)、真っ赤な夕陽が沈むころ、アルテピアッツァ美唄にあるカフェアルテでは「第16回アルテの森語り」が行われました。「森語り」は季節の節目ごとに静かな夜のアルテで行っている朗読会です。
今回は、長谷川加奈さんのヴァイオリンで幕を開け、いつもより照明を少し落として大人っぽい雰囲気の会場で、バッハなどのクラシック音楽からシャンソン曲「愛の賛歌」、童謡「ふるさと」などしっとりと演奏してくださいました。
続いて、磯田憲一さんによる朗読、藤沢周平著「意気地なし」です。妻に先立たれた蒔絵師の伊作と乳飲み子のおけい、婚約者の作次がいながら彼らが気になって仕方ないおてつ…人間の微妙な心の動きを1人演じ分けながら進む磯田さんの朗読に、参加者のみなさんもじっと眼を閉じて聞き入っていました。
森語りの最後、元HBCアナウンサーの安藤千鶴子さんが読まれたのは高村光太郎の妻・智恵子を描いた津村節子著「智恵子飛ぶ」です。最初に智恵子の作品である美しい“切り絵”(今回の森語りのチラシにもなっています)が紹介されたのち、朗読がはじまり、光太郎と智恵子の深い絆を感じ、涙されている方もいらっしゃいました。
そして、朗読の後にもお楽しみがあります。出演者と参加者のみなさん一緒においしいお蕎麦を食べながらの「交流会」です。おそばは「いつも楽しみにしているのよ」とおっしゃる方も多い、美唄の匠の会のみなさんによる手打ちそば。今回は香りよい“新そば”をざる天そばで出してくださいました。また、十五夜ということで、手作りの「おはぎ」を差し入れてくださった方もいらして(ありがとうございました!)、おいしく楽しい夜のひとときとなりました。
次回の開催は12月を予定しています。今回参加された方もできなかった方もぜひご参加くださいね。
入場料
無 料
(任意による寄附をお願いします)
駐車場
無 料
- 第1.2駐車場
- 140台
- 身障者用駐車場
- 7台
- カフェ駐車場
- 25台
開館時間
水~月曜日
9:00~17:00
休館日
毎週火曜
祝日の翌日(日曜は除く)
12月31日~1月3日