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　昨日、「思い出の炭鉱写真展」の関連行事として、「てくてく美唄炭鉱―三井美唄編―」を開催しました。現在も美唄市内にお住まいの方、南美唄出身の方、親族が三井で働いていたという方など、24名にご参加いただきました。
　炭鉱で栄えた街の痕跡を辿りながら、3時間ほどかけて三井美唄（南美唄）をてくてく歩きました。「元々は〇〇だった建物だね」「懐かしいわ」「あれはどこだったっけ？」などと話をしながら、参加者の方から当時のことを教えていただくことも多く、アルテスタッフにとっても新しい発見をする貴重な機会となりました。

　そして、今日は炭鉱写真展最終日。「毎年楽しみにして来ているの」「いや～懐かしかった！」「（白地図の中に）今回やっと実家を見つけたよ」とお話を直接聞かせてくださる方、話をせずとも、そっと白地図に思い出を書き記していかれた方も多くいらっしゃいました。数々の思い出やエピソードが書かれたメモの中には、「おじいちゃんの家！」など、子どもの字で書かれているものがあり、その時代を生きた人々の記憶が、次の世代へ引き継がれていることも感じました。

　安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄では、これからも炭鉱の記憶を大切に伝えていきたいと思います。炭鉱写真展及び関連行事にご参加、ご協力くださいました皆さま、ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。