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　先週の土曜日、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄では、樹木を観察しながらのんびり歩く「秋のポポロウォーキング」を開催しました。

　数日前の天気予報では雨マークがありましたが、当日は見事な秋晴れに！ガイドは北海道立総合研究機構林業試験場の南野一博さんにお願いし、アルテピアッツァ美唄の敷地内と周辺の森林を歩きました。
　まずはアルテの敷地内の木を観察。ブナの木の足元には実が落ちていました。ブナの実は「そばの実」の形によく似ているので「そばの木」と呼ばれることもあるそうです。「あった、これだね」とみんなでその形を確認しました。途中、「全体として樹木を見てみましょう」と南野さん。飛びぬけて背の高いのはポプラ、枝先がだらんと下がっているのはヨーロッパトウヒ、立ち枯れしているのは堅くて丈夫なニセアカシア…と、離れて観察すると、並んでいる他の樹木と比べることができ、その違いが明確になりました。

　森林の中では、鹿の「角こすり」「泥浴び」した形跡を見つけたり、殻にあけられた丸い穴が特徴的なアカネズミが食べたクルミを見つけたり、動物たちの痕跡を見つけることもできました。

　赤や黄色の鮮やかな紅葉に囲まれ、ザクザクと落ち葉を踏む感触も楽しい1時間半のウォーキング、心地よい疲れに包まれながら無事に終了しました。ガイドをしてくださった南野さん、ご参加いただきました皆さん、ありがとうございました。