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　水の広場を散策していると、少し離れている場所からでも白大理石の玉石が敷き詰められた流路を流れる水の音が聞こえてきます。流路の横にある大きなプラタナスに葉っぱが出てきました。まだ子どもの手のひらサイズですが、風が吹くとサワサワと涼しげな音がします。音の広場の方へ歩いていくと、うぐいすの声やエゾハルゼミの大合唱が聞こえてきました。雪どけの季節には大きく聞こえていた川のせせらぎの音が、いまは生きものの声の後ろで小さく響いています。
　今日は青空から一転、急に雷が鳴ったかと思うと、生きものの声がピタリと止まりました。やがて、雨音に混じってカエルの声が聞こえてきましたよ。
　アルテピアッツァは景色もその時その時で変わりますが、聞こえてくる音も季節によってがらりと変わります。ゆっくりと散策をすると、何か発見があるかもしれませんね。