BLOG

　先日、美唄市の滞在型観光まちづくりを担う一般社団法人ステイびばいからお声掛けいただき、美唄市内関係者で今一度市内の日本遺産「炭鉄港」の構成文化財などを巡ろう！というツアーに参加してきました。NPO法人炭鉱の記憶推進事業団理事長の吉岡宏高さんと一緒に美唄市内の炭鉱関連施設を訪れました。

　立坑櫓がある「炭鉱メモリアル森林公園」（旧三菱美唄炭鉱施設）からアルテへ向かう途中、三菱美唄記念館（三菱美唄炭鉱の記念館）のあたりで吉岡さんから「ちょっとここでバス降りようか」との提案がありました。みんなでバスを降車して、記念館奥の橋を渡り、かつて会社幹部の住宅があった高台を探索し、碑や残された痕跡を見ながら、当時の様子をあれこれ推理しました。
　アルテピアッツァ美唄の「ストゥディオアルテ」では石炭ストーブを囲んで、かつて生活の一部だった世代から初めて石炭を見るという世代へ「昔は悪いことすると親にデレッキで叩かれた〜」と“デレッキあるある”が披露され、話に花が咲きました。

　改めてかつての炭鉱町・美唄の記憶や思い出に触れ、これからの美唄を考える1日になりました。アルテピアッツァ美唄は炭鉱町の旧小学校からスタートし、土地の記憶を大切に重ねている美術館です。美唄のことをもっと知り、今後の活動に生かしていきたいと思います。