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　安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄のストゥディオアルテでは、今日からアーカイブ資料公開が始まりました。毎年この時期に、整理したアーカイブ資料の中から一部を公開しています。

　今年のテーマは「美唄市立栄小学校」。美唄が炭鉱で栄えた時期に多くの児童が通った栄小学校の跡地とその周辺が今、アルテピアッツァ美唄となっています。展示では、「栄小の概要」「栄小からアルテピアッツァ美唄へ」「栄小の思い出」の3つに分けて紹介しています。「栄小の思い出」では、かつての卒業アルバムから選りすぐりの写真を紹介。児童の数や校舎の様子、身につけているものなど、1枚の写真から多くのことが読み取れます。校舎模型には「ここから撮影したであろう」と思われる場所にカメラマークを付けていますので、写真と合わせてご覧ください。

　炭鉱とその周りで暮らす人々の営みがなければ、今のアルテピアッツァ美唄はなかったかもしれません。炭鉱の旺盛期も衰退期も見てきたこの小学校の記憶に触れ、この土地に重ねられてきた時間や人々の想いに、改めて触れるきっかけになれば幸いです。