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第10回アルテの森語り-朗読会-
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季節の節目に行っている「アルテの森語り」、今回は9月11日(日)、十五夜の頃に合わせて開催しました。開演は17時半、外の空気がだんだんと冷えてくる頃、秋らしく立派なススキや鮮やかなホオズキで飾られた会場は満席となりました。
今回の「森語り」は、ゲストの中島杏子さんによるチェロの演奏からスタートしました。季節に合わせた曲“赤とんぼ”や誰もが耳にしたことのあるショパンの曲などを披露してくださり、チェロの重厚な音色は間もなく夕闇に包まれるカフェアルテにぴったりで、皆さんうっとりと聴き入っていました。
続いて、同じくゲストの元HBCアナウンサー・安藤千鶴子さんによる朗読です。
「もう秋ですね、このアルテピアッツァ美唄の中にもどんぐりが落ちてくる頃ではないでしょうか?」という言葉に続いて朗読されたのは宮沢賢治著「どんぐりと山猫」です。主人公の一郎、山猫、どんぐりたち…それぞれイメージに合った表現で朗読され、まるで人形劇を見ているようです。童心にかえって物語の世界に引き込まれた方も多いのではないでしょうか。
最後は、磯田憲一さんによる宇江佐真理著「御厩河岸の向こう-夢堀-」の朗読です。この物語は悲喜交々の人情物語6篇からなる「江戸人情堀物語」のひとつで、姉と不思議な力をもつ弟の心の触れ合いを描いた作品。朗読としては長編でしたが、磯田さんの落ちついた語り口と間合いで進む物語に誰もがじっと耳を傾け、終盤には涙を浮かべている方もいらっしゃいました。
朗読会が終わると、もうひとつのお楽しみである交流会です。会場には美唄名物のやきとりやとりめし、美唄の匠の会による手打ち蕎麦(新蕎麦でした!)、そして今回も参加者の皆さまからいただいたおいしい差し入れの数々が並びました。参加者も出演者も一緒にテーブルを囲み、楽しい秋の夜はあっという間に過ぎていきました。お集まりいただきました皆さま、お料理や会場設営などを手伝ってくださった皆さま、本当にありがとうございました!次回開催が決定しましたら、またホームページやブログでお知らせします。
入場料
無 料
(任意による寄附をお願いします)
駐車場
無 料
- 第1.2駐車場
- 140台
- 身障者用駐車場
- 7台
- カフェ駐車場
- 25台
開館時間
水~月曜日
9:00~17:00
休館日
毎週火曜
祝日の翌日(日曜は除く)
12月31日~1月3日