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　3月1日（土）、2日（日）、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄ストゥディオアルテにて、安田侃の「こころを彫る授業」を開催しました。2日間合わせて、延べ80人近く、小学生や高校生、大学生、大人たち…と、幅広い年代の方にお集まりいただきました。

　授業の冒頭では、彫刻家・安田侃さんから「こころを彫る」ということ、イタリア・カッラーラの大理石のこと、石の彫り方などのお話があり、皆さん真剣に耳を傾けていました。そして、一人にひとつずつ、彫る大理石を自分で選びます。大理石は自然が創り出したものなので、ひとつも同じものはありません。「こころを彫る授業」は石との出合いから始まります。
　彫る石を決めたら、ここからは、それぞれが石と向き合う時間です。ノミとゲンノウ、やすりを使って、自分のペースで彫り進めます。安田さんから直接道具の扱い方、彫り方の指導を受け、黙々と石と向き合います。お昼ごはんの時間には、美唄名物「とりめし」定食でお腹を満たし、引き続き、午後もそれぞれにコツコツと石を彫る音が工房に響きました。
　授業の終わり、安田さんから「石を彫っている間は自分だけの時間です。いつでもまた彫りに来てください」との言葉がありました。安田侃さんによる授業は不定期の開催ですが、「こころを彫る授業」は毎月第一土日に開催してます。今回授業に参加された皆さま、ありがとうございました。また自分の“こころ”を彫りに来てくださいね。最後に、朝早くから夕方まで、授業の運営をサポートしてくださったアルテ市民ポポロの皆さまにも感謝申し上げます。