第4回マルマルは(シ)(カ)
シカの学校
ゲスト:南野一博さん
- 日時
- 2015年12月13日(日)
- 場所
- ストゥディオアルテ(体験工房)
12月13日(日)、アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ(体験工房)にて「アルテ〇〇の学校 第4回は(シ)(カ)」を開催しました。
ゲストには、北海道立総合研究機構林業試験場でエゾシカの研究をしている南野一博さんをお迎えしました。南野さんは、アルテピアッツァ美唄で開催している「秋のポポロウォーキング」でガイド役をお願いしている方でもあります。エゾシカの研究の他に、ハンターとして、罠や銃を使ってエゾシカの捕獲も行っている南野さんから、シカの生態やハンターライフについてのお話を聞きました。
アルテの開館時間中に夜行性のシカを見ることはあまりありませんが、毎朝雪の上には動物の足跡やえさを探している痕跡が残っています。今回の授業では、エゾシカの基礎的なお話を聞いた後に、実際に外に出て敷地内に残されているその痕跡を探しました。
エゾシカの足跡から行動を読み、周辺の状況から何を食べているのか、アルテがエゾシカにとってどういった場所なのかを解説していただきました。また、今回の授業の為、自動撮影カメラをアルテの林の中にあるエゾシカの通り道に設置したことで、いつエゾシカがえさを探しに広場に入ってきているのかが分かり、姿の見えなかったエゾシカがとても身近なものに感じられました。
「散策することで動物たちの息遣いを感じられた」「(足跡はよく見ていたけど)知らないことが多く、とても勉強になった」と、参加したみなさんにもたくさんの発見があったようでした。南野さん、エゾシカの生態から狩猟、さらには食べ方まで、多岐にわたる貴重なお話をしていただきありがとうございました。