第9回マルマルは(古)(民)(家)
古民家の学校
ゲスト:北島詳三さん
- 日時
- 2017年5月27日(土)
- 場所
- ストゥディオアルテ(体験工房)
5月27日(土)、「アルテ〇〇の学校 第9回マルマルは(古)(民)(家)」をストゥディオアルテ(体験工房)で開催しました。あいにくの雨でしたが、定員いっぱいの方々が全道各地から参加してくださいました。
ゲストは、良質な北海道の民家などを保存・再生し、次の世代へと繋げていく活動をされている「NPO法人北の民家の会」の北島詳三さん。はじめは、北島さんが古民家再生に携わるきっかけとなった「古民家再生塾」のお話から。続いて、民家再生に取り組む意義について、伝統的木造建築の素晴らしさに触れたり、先人の大工さんの巧みな技を知ることや民家の歴史から地域の歴史を知ることができたりと、古民家を通じて様々なことが見えてくるようです。
後半は、実際に古民家が発見され、解体、保存、再生されるまでの一連の流れを解説してくださいました。また、再生事例を写真付きで紹介していただきながら、時折北島さんから「これは何に使うか分かりますか?」と参加者のみなさんに問いかける場面もありました。
新たな施主に出合うことで再生される古民家は、「まさに渡りに船」とおっしゃる北島さんですが、北海道の貴重な木材で作られた伝統的な建造物の価値を理解してもらい、広めていくことが大事ともおっしゃります。終了後、参加者からは「北海道にもこんなに民家があるんですね」「民家を見る目が変わりました」と、まさに古民家の価値が広まったのではないでしょうか。北島さん、貴重なお話ありがとうございました。